ビオネストで現在取り扱っているオーガニックシャンプーは
日本人 CHICO SHIGETAさんが代表を務めるオーガニックブランド SHIGETA PARISさんのものです。
丁寧に栽培された植物から、徹底したリサーチと研究をもとに
その恵みを最大限に引き出し自社で一貫して作られるオーガニック製品は、
どれも驚くほど芳醇な力を感じさせます。
常時ご用意しているラインはしっとりタイプのワイルドグレース。
ローズゼラニウムをベースとした豊かで上品な香り、
素晴らしいバランスの使用感、
そしてトリートメントはアウトバスでも(洗い流さないトリートメントとして)使える優れものです。
さて、お話は普段のシャンプーについてビオネストが思うことです。
一時期世間では『ノンシリコンシャンプー』というものがとても話題になりました。
ビオネストでもよくお客さんから聞かれます。
「シリコン」は頭皮や髪、体にもあまり良くない物だと言われています。
しかしながら、
シャンプーの中からただ、「シリコン」だけを抜けばいいというものではないんです。
シャンプーには『洗剤』(界面活性剤)が必ず含まれていて頭皮や髪の汚れを除去してくれるのですが、
洗浄力が強くて必要な油分まで取れすぎると髪はギシギシになってしまいます。
それを補って髪の表面に付着しサラサラにコートしてくれるのがシリコン(ジメチコン)です。
シリコンは髪に浸透している訳ではないのでダメージを根本から修復してくれているわけではなく、
また一説によると健康な部分にばかりよくくっつく。
そしてはがれる時にキューティクルごとはがれて傷つけてしまうこともあると言われています。
また、髪だけじゃなく頭皮までコートしてしまうので頭皮にもあまりよくありません。
ここまで書くと『 シリコン = 悪い 』だけが目立ってしまうけど、、、
上に書いたように、強い洗浄成分で必要以上に取り去られてしまう油分を
本来必要なレベルまでは補ってあげる必要があるんです。
シリコンやポリマーなしで髪をしっとりとさせることは非常に難しく
『ノンシリコン』というだけの商品では髪がギシギシのままということになります。
そしてそれを別の化学物質で補われていたりするものが非常に多いです。
中にはシャンプーは『ノンシリコン』で一緒に売ってるリンスには『シリコン入り』
なんていうものもあります。
オーガニックのシャンプーではこの部分ももちろん『天然成分』で抽出するので
非常に高額なものになってしまいます。
大事なのは『ノンシリコン』ではなくて
洗浄力の強すぎない成分を使った上でシリコンを少なくしたものか、
もしくは天然成分でしっとりさせるものか。
これらのバランスがしっかり考えられてるものが良いと思います。
どんなシャンプーを使うのが適しているかは、元の髪質や今の髪のコンディション、
その方の考え方や生活習慣などによっても変わります。
どなたにも安心してお勧め出来るのはもちろん100%天然由来のものですが、
お悩みを聞いていて皮脂が落ち切っていなさそうな方には普通のシャンプーもたまに
お使い頂くことをお勧めすることもありますし、
髪をのばしたいけどダメージが酷すぎる方、傷みやすい髪質の方などには
あえてしばらくの間はシリコンの(多すぎず)入ったコンディショナーを使ったほうが
いいよとお話しすることもあります。
世間の風潮だけでなく、状況に応じてどんなタイプのシャンプーが適しているかは
それぞれあると思いますので一度見直してみたいという方はご相談ください。